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すごいところに、来てしまった。



新潟県小出から福島県会津若松を結ぶ、只見線。

約140㎞の道のりを、2両編成の気動車(エンジンではしる列車)が、
4時間かけてゆっくりとすすむ。

列車は一日14本。(上下線あわせて。)

そのうち、
全線を通しで運行しているのは、上り3本、下り3本の、計6本のみ。

つまり、一本乗り過ごすと、一日の行程がそこで終了してしまう。
旅人にとってはなんとも、スリリングな路線。

途中、只見町の温泉宿に宿泊しつつ、じっくり楽しんできた。



tadamisenn3.jpg
会津川口駅

乗客はたったの10名ほど。

みんなカメラを持っているところをみると、
鉄道好きか、旅行客だろう。

こんなスカスカのお客さんでは、もちろん赤字。

なのに、この路線が廃止をまぬがれているのは、
この地が豪雪地帯だからである。

雪で国道が封鎖された時は、鉄道が唯一の交通路になるからだそうだ。

只見の民宿で知り合ったベテラン鉄道マニアSさんから聞いた話。

tadamisenn4.jpg

列車は、その沿線の多くを、
只見川の大きなうねりに沿うようにしてはしる。

山と川。本当にそれだけの自然100%の風景が続く。
青々とした水面には周囲の山々が写りこんでとてもきれい。

ぽつりぽつりと、大きなトタン屋根の民家がみえてくれば、
近くに駅のあることを知る。

小さくて、のどかな集落。

そしてまたすぐに、山と川の自然100%の風景へと戻っていく。

その繰り返し。

tadamisenn5.jpg

夕闇がせまるころは、空も、川も、雪でおおわれた山々も、
すべてが寒々とした深い青につつまれる。

列車の窓から漏れる光だけが、路肩の雪面を照らしだす。

たまらなく、寂しい。

2両編成の小さな列車ではあるけども、
その、ぬくぬくと暖房のきいた車内は、
どんな乗り物のハイクラスシートよりも快適に思えてくる。

ただみせん2

どこをはしってるのかも分からない、山のなか。
本当に目的地に着くんだろうかと少し不安になりながらも、
安心して座ってられるあの感じ。

眠ろうが、寂しい景色を延々眺めていようが、
時刻にはそこについているという安心感。

僕が鉄道を好きになる理由は、
そういうところにあるのかもしれないと、
思った。

只見駅
夜の只見駅

いままでも、
好き好んでこういうローカル線を目当てに旅をしたこともあったけど、
只見線は、その中でも、最高のロケーションだった。

片道4時間という行程を忘れさせてくれるほど、(途中で一泊したけど。)
車窓の風景はきれいで、ダイナミックで、牧歌的でもあって。
飽きない。

もし、ひとりふらっと旅に出たくなったら、
訪れてみると良いと思う。

鉄道自体が好きでなくとも、きっと気に入るはず。たぶん。

昔からいくらも変わっていないような、
自然な風景に癒されることと、思う。



12月26日

六日町

小出

只見

12月27日

只見

会津若松

2010.01.06 / Top↑
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