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深夜0時。

人もまばらになった夜の京都駅は、
普段と異なる表情を見せる。

忘年会帰りの帰宅客があいさつをかわし、
足早に帰路に向かう中で、
これから旅に出るという異質感。

その非日常の感覚に、
自然とテンションは高くなっていく。

IMGP1251.jpg

夜行列車の魅力っていうのは、
なんだろう。

誰もいないホーム。

しんと身にしみる冬の外気。

窓の外のどこかの町の、あかりも次第に消えはじめ、
国道を並走するトラックのテールランプを追いかける、風景。

ゴトゴトと枕を揺らす車輪の音を聞きながら、眠りにつく時間。

ふと目が覚めると、停車中の列車。
しらない駅の青白い蛍光灯の明りが眠い目を覚ます。あの感じ。

たまらなく、好きだ。


旅のボルテージだけが上がりきってしまって、
無駄にホームをうろうろしている、阿呆は僕だった。

まだ乗ってもいないのに。



夜行急行「きたぐに」がゆっくりと0番線にすべり込んでくる。

いつもなら、ひとりでは決して呑まないけれど、
お酒買っとくんだった。やっちまったぁー。

と、まったく気にならないような嬉しい後悔をしながら、
旅がはじまった。

583.jpg

12月26日

京都 0:02
 ↓
柏崎 6:45


2010.01.03 / Top↑
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