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西友のお惣菜コーナーにある、
「あの頃の普通のコロッケ」
というコロッケが気になっている。

かにクリームコロッケや、男爵芋コロッケなどが並ぶ中で、
ひときわ、郷愁をかもし出そうとしているコロッケ。
「あの頃」というJpopの常套句のようなフレーズで、
購買意欲をそそろうという作戦か。

「あの頃」というフレーズは、漠然としてはいるが、
誰の思い出の中にも「あの頃」があるだろうし、
和やかな食卓の風景。学校の帰りに買い食いした風景。
なんかを、人それぞれ、多種多様に、懐かしく想起させるのだろう。

なおかつ、「普通の」コロッケである。

この「普通の」という一言を加えることによって、
「普通じゃない」コロッケを泣く泣く食べさせられていた人たちの
悲しい過去を救おうとしているのだろう。

母親に無理やりピーマンを混ぜられたコロッケ。
中身の約8割がたが嫌いな人参でできたコロッケ。
コロッケの中身が全部ラード。
くさやと青汁が入っている。
コロッケだと見せかけて、実は食品サンプル。

もはやコロッケじゃない。
食べ物でもない。
異臭がする。
鉄でできている。
血まみれ。
むしろ、放射性物質だった。


そんなコロッケしか食べられなかった悲しい人たちにとって、
これはあくまで、「普通の」コロッケなんですよ。
とアピールしてくれることは、何よりも救いになるんだろう。

って、そんな人いないですね。
だって、食べ物じゃないから。

まあ、三丁目の夕日にでてくる食卓のような優しい風景を思いながら、
つつましく、普通のコロッケを食べようと思います。


華々しくはないけれど、平凡な日常がなによりも幸せだったあの頃。
「あの頃の普通のコロッケ」。
2006.03.22 / Top↑
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